ボードゲームデザイナーガイドブック ―ボードゲームデザイナーを目指す人への実践的なアドバイス Tom Werneck著 小野卓也訳
ボードゲームデザイナーガイドブック ―ボードゲームデザイナーを目指す人への実践的なアドバイス Tom Werneck著 小野卓也訳 スモール出版 2018
趣味のボードゲームをAmazonで探している時に見かけて購入してみた本。ボードゲームにおけるテストプレイの重要性だったり、構成要件で重要なことはまとまっている。特にp. 50のゲームにおけるストーリーの具体化については非常に納得した。
ただし、原著の出版が1987年と非常に古いため、ゲームを流通させるまで(具体的な商品にするまで)のチャンネルは現代的ではなく、後半については必ずしも役に立つわけではないように感じた。現代だとまずは同人ゲームとかでも作れるイメージがある。
考えないといけないこと、良い説明書の書き方という点では価値があるので前半まではボードゲームが好きなら読んでみてもいいかもしれない。
知の整理術 pha著 だいわ文庫 2019
知の整理術 pha著 だいわ文庫 2019
本ブログを書くことになったきっかけの1冊。インプット、アウトプット両方に関してのハウツーが入っている上に、それらが非常に具体的で実践しやすいのが特徴。以下、それぞれの特に良いと思った点を列挙する。
・インプット
覚えたいものを抱えて散歩する/ボーっとする(p.81~)
覚えたいものがある時、実際に頭に染み込ませる(記憶を強固にする)には時間がかかるので事前にインプットを行ったのち無意識的に整理する時間を用意するという趣旨の実践的内容。”何もしない”に価値を持たせることができるというのが個人的には大きなポイント。
読書メモについて(p.105~)
読んだ本について個人的な感想を元に重要度別にメモする内容を変えるということが書いてあった。例えば重要度が最低のも=自分でためにならないと思ったものは、その本を読んだことだけ記録し、最もためになったと思うものには書いてみるというもの。読書メモは以前より実践してみたいと思っていたが、すべての本にやる必要がないと気付かされた。この本で一番参考になった部分はおそらくここだと思う。
・アウトプット
「ネット」活用術(軽いアウトプット法) (p.136~)
インプットに比べて範囲が広くなってしまっているが、元々アウトプットのやり方を読みたくて買った本なのでそこはご容赦ください。
ブログで他人に解説する等アウトプットを通してインプットを強固にするといった内容もあり、SNS等含めて上手に活用するなぁと感心した部分。特に面白かったのは「ブログ名+xxx」という検索ワードで自分の書いた内容を探せるようにするとよいという部分。自分の記憶の反芻のための労力を外部に出すことができるようにするというのは本当に感心した。
この本の手法は最初の1歩に使ったり、テストに向けたインプットには有用であるが一方で、ある程度理解している内容をさらに極めるといった際には役に立たないことが多いようにも感じた。その点はうまいこと使い分けていく必要があるだろう。
はじめに(このブログについて)
本ブログではpha著の「知の整理術」(だいわ文庫 2019年)に書かれていたブログの使い方を真似てみるために作成するブログです。書籍については後ほど紹介するとして、本ブログでは以下の目的のために書いていく予定です。
・読んだ本のメモを取る習慣化とその整理のためのアウトプット先にするため
・本以外で「とりあえずやってみる」という行動結果を整理するため
・その他、思考の整理のため
知の整理術で書かれていた目的は1番上と下のものです。カテゴリ等は今後整理拡充していくので随時更新していきたいと思います。