ネズミのメモ用紙

読書用の備忘録のために色々読んだ本の雑感を書いていく予定です

はじめての人のための3000円投資生活 横山光昭著 アスコム

 さっと読めた。キーワードだけ。

証券会社は

SBI証券:手数料が安い

楽天証券:口座連携のメリットが大きい

マネックス証券:30万以下の手数料が安い

カブドットコム証券:口座の開設が早い

 

世界経済インデックスファンド(三井住友トラスト・アセットマネジメント)

eMAXIS バランス8資産均等型(三菱UFJ国際投信)

 

たわらノーロード/eMAXISシリーズ/SMTインデックスシリーズ

日本株:海外株:日本債権:海外債券=15:45:20:20くらいがいいらしい?

(根拠不明)

 

目標の明確化

MRF

DC:確定拠出型年金

 

色々書いてあるけど、詳細は個別に確認した方がよさそうだし、その時のインデックスにする

文章が書けない

 昔から長文を書くのが得意だった訳ではないが、最近特に文章が書けなくなっている気がする。「アレ、コレ、ソレ」とか単語が出てこないとか、物忘れに近い感覚ではなく、例えば「メールの書き出しがわからない」とか「報告書の結びが書けない」とか。文章の構成が作れないという感覚がある。
 思えば学生を卒業してから、まとまった文章を書く機会は減る一方な気がする。会社の慣例、というか部署の立ち位置によって半年に一度は報告書を書くけれど、それくらいのものしかない。しかもその報告書は機会が無ければ誰が真面目に読むでもないものだ。学生の身分なら単位のために何本か(質はさておき)少なくとも教授やら准教授が読むレポートを書いているはずだから、半分未満になっている。それで生活できているのだから何とかなっていると言えば何とかなっているのだろうけれど、なんとも言えない具合悪さというか歯にものが挟まったようなもどかしさがある。
 そうした気持ち悪さがあって、最近は日本語の書き方であったり文章の書き方の本や記事が目に留まるようになった。まだ読みかけのものばかりなので、読み終わったら別途感想なんかを書いていこうと思う。そうした過程で大きく気づいたことは文章の書き方にはいくつか種類があって、大きくは一文一文を綺麗に書くこと、その積み重ねによって綺麗なあるいは伝わりやすい文章を構築していくものと、文章全体に緩急とかリズムとかを考えることで、文章全体を美しいものにしていくものがあるということだ。そして最近良い文章は特に後者が大事なんじゃないかと思うようになった。
 一文一文の綺麗さと言うのは、基本的に改質できる部分が少ない。つまるところ、この積み重ねでできる文章は癖がなく報告書のように情報を伝えるのには向いている。こうした文章が書ければ優秀な生き方ができる、そういう技能なのだと思う。一方で、文章全体のリズムを作れると文章を書くことそのものに対して楽しさがあるように思う。少なくとも趣味や仕事として文章を書いている人の文章には当人なりのリズムの癖があって、それが評価されている。絵で言うところの画風とかに当たるものがあるのだろう。これが確立できれば、後はひたすら書いていくことができるのではないか、それが欲しいと今つと思っている。
 ただ、技能としてではなく癖としてあるそのリズムを体得するためには、ハウツーではない修練みたいなものが必要なのではないか。その修練には何が必要なのかということが、分からないので今後追記していこうと思う。今日はもう疲れたから竜頭蛇尾になってしまうけどここまで。……こんな半端な書き方しているから、書けるようにならない気もする。

財務3表図解分析法 國貞克則著 朝日新書 2016年

  財務諸表の見方の本。p.228~229に書いてある各用語とその目安についてことを実際の企業の(当時の)データから見せてくれるので何となく読んでも雰囲気が分かるので非常にやった気持ちになれる。

 内容はp.228のところを理解できていればたぶんOK

写経してみた

 絵の模写と同じように文章も書き写すことで上手くなる、らしい。こんな風にブログを書くことを始めてみて、文章を書くのが下手だなぁと思うことが増えたので、ひとまずこの土曜にやってみた。模写と同じようなものだとすると、一日二日で上手くなるような即効性はないのだろうけど、ひとまずの感想としてはこれは続けられそうな気がする。端的に、楽しい。

 創意工夫的な意味では全く頭を使わないんだけど、全く頭を使わないわけでもなかった。文章を書く、特に手書きで文章を書くと自分で思っている以上に文章にも手癖があることが分かる。この単語を使うときは次はこういう語を使って、語尾は……みたいなことが結構ある。そして、それが作者と違うと集中してないと違う文章を書いてしまう。綺麗な字を書くことは目的としてないので殴り書きではあるのだけど、それでも文字を書くペースで文章を読むことになるから、かなりゆっくりと舐めるように文章を読むことになる。見る場所を決めて、ピントを合わせて、見えているものの考察をする、という流れがあって、頭の使い方としては顕微鏡でものを見る時に似ている気がする。理科の授業のワクワク感なのかもしれない。あと、単純にとても狭い視野にグッと集中して、周りの世界から切り離されるほど一点に集中するのはちょっとした快感がある。気が付いたら一時間が流れていたのは最近集中力が落ちてきていたのもあって、久しぶりの感覚だった。

 長期的な効果については、また書いていこうと思う。

映画:パラサイト

 最近何かと話題だった韓国映画「パラサイト」を見てきた。日本上映直前くらいにポスター(こういうの:http://netgeek.biz/archives/146612)がツイッターの方に出回ってきた時から少し気になってたんで、ようやくといったところ。それはさておき、非常に良い映画だったのでネタバレ込みの感想をまとめておこうと思う。

 

 概要は既にあちこちでまわっているだろうから省略。個人的には前半は完全にこち亀みたいだなぁ、と思っていた。いっそあの辺りで部長が出てきて笑って終われるなら気楽な映画でいいなぁと思って見ていたし、もっと言えば正直見ていられなかった。脇の甘い悪役とか、悪事の最中に気を抜いているところってドキドキし過ぎて見てられない気分になってしまう。ある意味、共感性羞恥みたいなものだと思うんだけど、あの感覚はやはり苦手だ。

 逆に後半、具体的には地下室の存在が明らかになる辺りからは息を呑みっぱなしだった。もうほとんど映画の雰囲気さえ変わってきて、別物を見ていたんじゃないかって気さえする。急に世界の底が抜けてさらに下の世界が開ける流れと、一方で地上のお金持ち一家の明るい世界と地下/半地下の2つの家族の醜くて惨めな世界との格差が明確化していく一晩の話が強烈だった。同じ豪雨の中でも綺麗な雨水に打たれる金持ち家の少年(と豪邸で穏やかな夜を過ごす家族)と家がどぶに沈む半地下の家と血まみれの地下の住人とが同時に思い起こさせるのは象徴的な部分だったように思う。

 (あまり見ないのでイメージの部分も多いが)邦画だとこういう暗い話だと難解で、場合によっては理解するためには何度も見ないといけない気がするのだけど、この映画はこれだけ前半と後半で話の雰囲気が違うのにストーリー自体が非常に分かりやすかった。起承転結がこれまで見た映画の中でも群を抜いてはっきりわかりやすかったように気がするので、それが1つの原因だと思う。また、臭いだったり計画だったりと象徴的なキーワードが分かりやすかったのも理由だろう。

 

 貧困・格差のような内容を扱った最近の映画だと万引き家族があるので、これも近いうちに見て感想を書きたいと思う。

忙しさの感覚

 1月はとても仕事が忙しかった。初めて月の残業が75hを超えた。

 仕事の詳細については割愛するが、僕は開発業務系のエンジニアなので、仕事の内容もデスクワークよりは手作業というか実際に手なり体を動かすことが多い(力仕事は多くはないけれど)。割合で言うと作業:デスクワークが9:1くらいになる。もっと作業が多いかもしれない。しかも悪いことに慣れていない作業内容がとても多かった。こうしたことが重なったので、正直なところ作業の出来は非常に悪かった。作業のミスの大小はあるけれど、先輩に怒られた数はちょっともう思い出せないし、結果として大幅にやり直しということも何度もあった。機械的なものを扱ったことのある人だとよくわかると思うのだけど、ある作業の出来が悪いと次の作業はできないということは結構多くて1時間かけてやったことを1時間かけてなかったことにした上でもう1度やり直す、なんてこともあった。

 こういう経験をした時に考えるべきは、何故そういうミスなり出来の悪い状態を発生させてしまったかの原因だと思う。思った。なのでいくつか整理していきたい。

 1つはやり方がわからないこと。回数はともかく影響が大きかったのはこれだと思う。これは経験値を積むしかないものも多かったので、今回の作業で覚えるしかないものということなんだろう。愚痴を言うならこれで先輩に怒られている時がかなり苦痛だった。知らんわ。

 2つめは疲労。これの影響は……正直に言うとよくわからない。というのも、後で思い返した時になんでこんなミスをしたのかよくわからない、なんてことが何度かあって、それが疲労から来るものなのだとしたら自覚できていない部分できっと原因の1つになり続けていたように思う。なので、今回はどういう時に、どういう状態になっていたかを思い返してみる

1.無意識的に作業を進めている

 いわゆる注意散漫な状態。慣れた作業なら、ある程度できてしまうんだろうけど今回は相性が悪かった。色々なステップを踏んでやらないといけない事をすっ飛ばしてやろうとして失敗することが多かった。最悪だったのは気が付いたら確認作業全部すっ飛ばして作業に取り掛かっていた時。段取りまでイメージしていたのに、完全に頭から抜け落ちていた。自分自身の制御を失っている感じがして、気づいたときにゾッとする感じ。

2.段取りが頭から抜ける

 上にもちょっと重なるけど、A→B→C……と進めようって思っていたはずのことを急にCからやろうとしてしまおうとすること。ハッと気づくことも多かったので、影響自体は小さいんだけど、その分回数も多かったように思う。疲れのピーク1歩手前の時が多かった気がする。なんか今思い返すと視野が狭くなり始めているというか。

3.何をするべきかわからなくなる

 たぶん判断力の低下。作業がいくつか並列した時の優先事項がつけられるなくなってた。一部経験値的なものの不足もあったとは思うけれど、常態化したのはたぶん別の原因だと思う。

 

 色々書いてみたけど、結局最も厄介なのは一番疲労で参っている時が一番そのことに気づけないってことにあったように思う。疲れてるなぁとは自覚してるけれど、そこまでボロボロになっているのに気づけないというか。

 時間で仕事を区切るのって、そういう自覚のなさへのブレーキなんじゃないかと思ったし、残業が増えるのってそういう意味ではブレーキの効きを極端に悪くするから危ないんだなと思うようになった。