ネズミのメモ用紙

読書用の備忘録のために色々読んだ本の雑感を書いていく予定です

忙しさの感覚

 1月はとても仕事が忙しかった。初めて月の残業が75hを超えた。

 仕事の詳細については割愛するが、僕は開発業務系のエンジニアなので、仕事の内容もデスクワークよりは手作業というか実際に手なり体を動かすことが多い(力仕事は多くはないけれど)。割合で言うと作業:デスクワークが9:1くらいになる。もっと作業が多いかもしれない。しかも悪いことに慣れていない作業内容がとても多かった。こうしたことが重なったので、正直なところ作業の出来は非常に悪かった。作業のミスの大小はあるけれど、先輩に怒られた数はちょっともう思い出せないし、結果として大幅にやり直しということも何度もあった。機械的なものを扱ったことのある人だとよくわかると思うのだけど、ある作業の出来が悪いと次の作業はできないということは結構多くて1時間かけてやったことを1時間かけてなかったことにした上でもう1度やり直す、なんてこともあった。

 こういう経験をした時に考えるべきは、何故そういうミスなり出来の悪い状態を発生させてしまったかの原因だと思う。思った。なのでいくつか整理していきたい。

 1つはやり方がわからないこと。回数はともかく影響が大きかったのはこれだと思う。これは経験値を積むしかないものも多かったので、今回の作業で覚えるしかないものということなんだろう。愚痴を言うならこれで先輩に怒られている時がかなり苦痛だった。知らんわ。

 2つめは疲労。これの影響は……正直に言うとよくわからない。というのも、後で思い返した時になんでこんなミスをしたのかよくわからない、なんてことが何度かあって、それが疲労から来るものなのだとしたら自覚できていない部分できっと原因の1つになり続けていたように思う。なので、今回はどういう時に、どういう状態になっていたかを思い返してみる

1.無意識的に作業を進めている

 いわゆる注意散漫な状態。慣れた作業なら、ある程度できてしまうんだろうけど今回は相性が悪かった。色々なステップを踏んでやらないといけない事をすっ飛ばしてやろうとして失敗することが多かった。最悪だったのは気が付いたら確認作業全部すっ飛ばして作業に取り掛かっていた時。段取りまでイメージしていたのに、完全に頭から抜け落ちていた。自分自身の制御を失っている感じがして、気づいたときにゾッとする感じ。

2.段取りが頭から抜ける

 上にもちょっと重なるけど、A→B→C……と進めようって思っていたはずのことを急にCからやろうとしてしまおうとすること。ハッと気づくことも多かったので、影響自体は小さいんだけど、その分回数も多かったように思う。疲れのピーク1歩手前の時が多かった気がする。なんか今思い返すと視野が狭くなり始めているというか。

3.何をするべきかわからなくなる

 たぶん判断力の低下。作業がいくつか並列した時の優先事項がつけられるなくなってた。一部経験値的なものの不足もあったとは思うけれど、常態化したのはたぶん別の原因だと思う。

 

 色々書いてみたけど、結局最も厄介なのは一番疲労で参っている時が一番そのことに気づけないってことにあったように思う。疲れてるなぁとは自覚してるけれど、そこまでボロボロになっているのに気づけないというか。

 時間で仕事を区切るのって、そういう自覚のなさへのブレーキなんじゃないかと思ったし、残業が増えるのってそういう意味ではブレーキの効きを極端に悪くするから危ないんだなと思うようになった。